ブノワ・ララン - Benoit Lalanne - [ ロワール地方 アンジュ ]

- 二番通り酒店 -

“ブノワ・ララン

突き抜けるようなワインつくりのへピュアな想い。受け継がれる哲学。

2018年の暮れ、リシャール・ルロワに出会えたことがブノワ・ラランの人生の転機だったそうです。ブノワは元々は病気の検査機関で働いていました。祖父がボルドーのブドウ農家だったのでワインは好きで、元々はリシャールのようにボルドーやブルゴーニュの名だたる生産者のワインを楽しんでいたそうです。ある時リシャールのレ・ノエル・ド・モンブノーを口にした時に大いに感動したそうです。それ以降、一度カーヴと畑を訪問させてほしいと熱烈な手紙を何度もしたためてはリシャールに送ったそうです。「あなたのワインが大好きだ。いつもではないがほぼ最高だ。」というブノワの誠実でお茶目な人柄が伝わる書き出しからの熱烈な想いを伝えたそうです。2018年にリシャールへの訪問が叶った時に、ここで自分もワインをつくりたい...そんな想いを抱くようになり、リシャールの畑で働かせてもらえることになりました。ブノワの畑仕事に取り組む姿勢はリシャールを納得させるには充分なものだったそうです。リシャールのブノワへの信頼は日に日に厚くなっていきました。リシャールは自分に畑を紹介してくれたジョエル・メナーをブノワに紹介。ブノワは念願だったレ・ノエル・ド・モンブノーに小さな畑を持つことができました。1998年に植えられた0.25haの若樹、1958年に植えられた0.6haの古樹。1ha弱ですがリシャールの畑から近いシスト土壌の素晴らしい畑です。さらに2023年にはQuatre de Noëlという1955年に粘土質土壌に植えられたゴブレの区画のシュナン・ブランも得ることができました。リシャールの教えは「収量を抑えること。完熟を待つこと。ブドウが健全であること。貴腐をつけない辛口のワインであること」。樽熟成においても樽職人の最高の樽を少しずつ購入し、リシャールのワインつくりに大きな影響を受けています。名だたる生産者がひしめき、日々新しいナチュラルワインの生産者が生まれるアンジュ地方において、リシャールがはじめて「会うべきだ」と言って突然車を走らせて紹介してくれたブノワ・ララン。日々の誠実な畑仕事をたんたんと積み重ねる継続力、健全なブドウを収穫し信頼しブドウの時間に身を任せることができる胆力、ワインに高みと夢を求め振り向くことのないピュアな子供のような心。野生的でもない、合理的でもない、啓蒙的でもない、神秘的でもない、当然商売的でもない、ワインを愛する人のそのままのピュアで突き抜ける様なワインつくりへの想いがリシャールにはあって、その想いをそのままブノワという人に感じました。エチケットはブノワの奥さんのアーティストだったお父さんの作品。今は亡くなってしまいましたが大切にしている絵です。目を閉じてレ・ノエル・ド・モンブノーの景色が伝わるかのような素晴らしいワインをすでにつくり始めています。

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