ソンス・プレッサ - Sense Pressa -  [ ルスィオン地方 パデルヌ ]

- 二番通り酒店 -

“ソンス・プレッサ

素晴らしいポテンシャルを秘めた大地、新しい世代

南仏ルスィオン地方の山間にあるパデルヌ。美しい自然に囲まれ心が穏やかになる山間の村でマズィエールのファブリスがこの場所でワインつくりを始めてから、にわかに熱を帯びてきているワイン産地です。ファブリスの表現する味わいは無名のこの土地の持つ大きなテロワールを間違いなく感じさせてくれます。そんなファブリスの元で研修し、彼の哲学やこの土地のテロワール、村の美しさに惹かれ移り住んだマリウス・ラング。まだ30歳の若い青年です。2016年からワインつくりを学びオーストラリアのワイナリーやブルゴーニュ、サンセールなどで働き、2019年に南仏ラトゥール・ド・フランスのシリル・ファルの下でも研鑽を積みました。シリルの元にいたときに南仏でのワインつくりをイメージし始めました。2019年の収穫は同じパデルヌのドメーヌ・デ・メナを手伝い、つくり手のセバスチャンに出会ったこともこの土地を選ぶ大きな理由になったそうです。2021年がプルミエールミレジム。畑を少しずつ増やして今は4.2haの畑をパデルヌ周辺に持っています。ジュラ地方に近い土壌で石灰質と泥灰土から形成され、素晴らしいテロワールを秘めていると語ってくれました。ドメーヌ名のSense Pressaはオクシタンの言葉でフランス語にするとSans se presser"急がずに"を意味します。ヴィニュロンとして時間をかけることの大切さを学んだことからきています。エチケットに描かれているかわいいイラストはPetit Bonhomme"小さな子供"だそうで、特に意味はないけど可愛いだろとどことなく照れくさそうに話してくれました。ワインを子供たちのように思う気持ちから来ているのかもしれません。南仏では多くの素晴らしい生産者と取引できていると感じている中で新しい生産者を探すことを考えていなかったのですが、このパデルヌという場所に大きな魅力を感じ、新しいエネルギーを持ったつくり手と歩みを始めました。これからこのパデルヌという土地の魅力をさらに伝えていけたらと思っています。

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